ジョギングやウォーキングというと、お手軽なダイエットや体力づくりの方法として大人気ですよね。
朝夕や休日など、とてもたくさんの人が歩いたり走ったりしているのを見かけます。
それじゃあいっちよ、自分でもやってみようかなと思ったとき、果たして、ジョギングとウォーキングのどちらを始めようかと悩んだりしませんか?
それぞれの体力や生活習慣、好みなどによって、ジョギングとウォーキングの向き不向きがあります。
ここでは、あなたにとってどちらが合っているのか、また、それぞれの効果などについてまとめてみます。
■ジョギングとウォーキングの違いとは?
ジョギングについて
ジョギングとはいうまでもなく、走ることです。
そんなの当たり前じゃないとお思いかもしれませんが、一応の目安はあります。
だいたい時速9キロ程度の、ゆっくりしたペースで走るものを指します。
早歩きが時速7キロ程度ですので、それよりももうちょっと速いペースで走る状態ですね。
具体的には、一緒に走っている人などと会話ができる程度の速さで走ることをいいます。
時速10キロ以上で走るランニングよりは身体への負担が少ないため、長時間続けることができるので、有酸素運動としてとても効果的です。
とはいえ、走ることは両足が地面から離れることになり、いってみれば常にジャンプをしている状態ともいえます。
そのため、アスファルトの上でジョギングをする場合には、きちんとクッションが効いた靴を履かないと足や膝を痛める危険があり、できれば土の道を走るほうがよいなど、気を使う必要があります。
また、思った以上に身体全体に負荷もかかりますので、ジョギングをやり始めた初期には、あまり長距離を走らず、徐々に体を慣らしていく必要もあります。
ウォーキングについて
ウォーキングとは歩くことですが、ジョギングやランニングとの大きな違いは、両足のうちどちらかが必ず地面についていることです。
そのため身体への負担が少なく、高齢の方や体力がない方でも気軽に始めることができます。
また、通勤中など普段の生活の中で取り入れやすいのも特長といえますね。
ジョギングに比べれば、運動中の負荷が少ない分ダイエット効果なども少なくなりますが、週末などにわざわざ時間を作らなくても取り組めますから、運動の回数を増やすことで大きな効果を得ることができます。
■ジョギングの効果的な方法
ひと口にジョギングといっても、大きく分けてふたつのやり方があります。
それは「ピッチ走法」と「ストライド走法」です。
ピッチとは一歩にかかる時間、ストライドとは一歩で踏み出せる距離のことです。
そのことから、歩幅を小さくして足の踏み出しを速くする走法を「ピッチ走法」、大きな踏み出しで一歩一歩を大きくする走法を「ストライド走法」というんですね。
一般に、ダイエットや体力向上に有効なのはストライド走法だといわれています。
ストライド走法では歩幅が大きくなる分、ハムストリングスや大臀筋をはじめとした多くの筋肉を使うことになるため、運動効果が大きいのです。
また、歩幅が広がるとバランスがとりづらくなるため、体幹を鍛えることにもつながります。
■ウォーキングの効果的な方法
ダイエットや体力づくりを意識したウォーキングでは、姿勢やフォームを意識しながら歩くことが大切です。
そこが、普段の歩行や散歩などと大きく異なる点です。
視線は前方の遠くを見て、背骨をまっすぐ伸ばし、ひじを曲げて大きく前後に振りながら歩きます。
足を前に出すときには、つま先で地面をつかむようにして、力強く降り出すことが重要です。
このようにして、普段ののんびりした歩き方とは違うことを意識しながらウォーキングすることで、身体に適度な負荷がかかった運動を行うことができます。
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