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加藤浩次さんの個人事務所「加藤タクシー」の名称が話題!その背景とは

時事ニュース

お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次さんが設立した個人事務所「有限会社 加藤タクシー」という奇抜な事務所名が、ネット上で話題になっています。

この一風変わった名称に込めた加藤浩次さんの心情などをまとめてみました。

■加藤浩次さん、個人事務所「加藤タクシー」立ち上げの経緯とは?

バラエティだけでなく、俳優や司会、コメンテーターなどでも活躍中の加藤浩次さんが、10月13日放送のインターネットテレビ AbemaTV「極楽とんぼのタイムリミット」内で、吉本興業と専属エージェント契約を交わし、個人事務所「有限会社 加藤タクシー」を設立したことを明かしました。

代表は奥さんのカオリさんで、加藤さんは取締役とのことです。

大元の発端は、宮迫博之さん、田村亮さんら、吉本興業所属芸人による反社会的組織からの金銭授受騒動で、加藤さんはMCを務める日本テレビ系情報番組「スッキリ」のなかで
「今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める
などと発言して、本件への同社の対応を批判していました。

その後、大崎洋会長と長時間の会談を行いましたが、結局、結論は先送りとなり、8月には同じく「スッキリ」内で、「専属エージェント契約」が自身の発案で、そのエージェント契約を結ぶつもりであることを表明しました。

吉本興業に対する怒りの剣幕からキッパリと縁を切るものと思われていたところ、事実上吉本残留ととられることから「腰砕け」との批判も受けていました。

しかし、同社との契約形態の幅を広げたという意味では、評価されるべき点もあるかと思います。

■加藤浩次さんの個人事務所「加藤タクシー」の由来とは?

でもやはり気になるのは、芸能プロダクションらしからぬ「有限会社 加藤タクシー」という名称ですよね。

極楽とんぼ相方の山本圭壱さんから
「タクシー会社をやっているわけじゃないですよね?」
と突っ込まれると、加藤さんは
「タクシーは一切やってないです。会社の名前が『有限会社加藤タクシー』なだけ」
とコメントしていましたが、果たしてそこには何かこだわりがあるのでしょうか?

ツイッターなどでも、

“加藤タクシーっていったい何だ?”
“何でそんなダミー会社みたいなのにしたん?”

といった声が多くあがっていましたが、一方で、

“深野さん思い出して泣いたわ”
“ああ、深野さんがタクシーの運転手だったからか”

という声もあがっていました。

事務所名に何やら関係がありそうな「深野さん」とはいったいどんな人物なのでしょうか?

調べてみますと、深野さんとは、すでに故人ではありますが加藤さんのお母さんの再婚相手、つまり加藤さんの義父にあたる方なんですね。

加藤さんと深野さんはしばらく対面せずにいましたが、バラエティー番組の「めちゃイケ」で対面を果たしています。

その後、深野さんの人柄のよさもあって、お互い親しく交流していたようです。

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その深野さんがタクシードライバーをしていたこともあって、亡き義父にちなんだ屋号にしたのでは?といわれています。
ただ、加藤さん本人が明言しているわけではないので、真相は定かではないですけどね^^

■加藤浩次さんが吉本興業と結んだエージェント契約とは?

加藤さんの提案を受ける形で発足した「専属エージェント契約」

いままでとどう違うの? この契約方式のメリット・デメリットは?
などなど、まとめてみました。

いままでの契約形態との違い

今回発足した専属エージェント契約に対して、従来の契約形態を「専属マネージメント契約」といいます。

専属マネージメント契約では、

  • 仕事の獲得・契約
  • スケジュールの管理
  • タレントの送迎
  • マネージメント業務

といったことはすべて事務所が行います。

対して専属エージェント契約では、

仕事の獲得に始まり、スケジュール管理、送迎、マネージメントといったことはすべて、タレント本人か代理人が行います。

つまり、どんな仕事の内容や条件の交渉などを、タレント本人の裁量で行うことができるようになるんですね。

専属エージェント契約、そのメリット・デメリット

まずはメリットから。

仕事のギャラが増える

いままでは給料として事務所からもらっていたお金が、今度は自分のふところに入り、そこから事務所に手数料を払うという形になりますので、当然手取り額が増えます。

仕事を選ぶことができる

どんな仕事をするのかを自分で決めることができますので、嫌な仕事をする必要がありません。

仕事の量を自分で決めることができる

仕事のスケジュール管理を自分ですることができるので、いつ仕事をしていつ休むのかを自分で決めることができます。

 

次にデメリット。

完全に実力主義である

自分で仕事を選べる半面、仕事を受けられなければ生計を立てることが困難になります。
実力があり、すでに知名度があるタレントならいいですが、そうでない場合には仕事をするのは難しいでしょう。

マネージメントの負担が増える

スケジュール管理からマネージメントまで、すべて本人がやらなくてはならないため、本業以外の事務作業が増えることになります。
専門の人員を雇うにしても、ある程度安定した収入がなければ人件費が大きな負担になります。

■おわりに

加藤浩次さんが「有限会社 加藤タクシー」設立という、一見ギャグのようなニュースの影に、一連の不祥事発覚から、吉本興業の体制変革という深い背景があったのには驚きでした。

加藤さんの「吉本を辞める」発言から一変した態度に、「結局、吉本から離れんのかい!」という批判があるのは確かです。

しかし、加藤さんもいろいろ考えた末の結論だったのでしょうし、吉本興業のタレント管理体制に一石を投じたという意味では、加藤さんも矢面に立った甲斐があったといえるのではないでしょうか。

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